余談から入りますが、
・デファクトスタンダードを知りたい方
・中小企業診断士を目指して勉強中の方
・ブランディアと検索したのに行き着いた方
CMですっかりお馴染みとなった「ブランディア」
株式会社デファクトスタンダードが運営しています。
成長市場においてデファクト・スタンダードを目指すのは定石と言えます。
社名に用いたところが面白いなと思います。
ネット専業だからこそできる、敏速な対応、信頼と適正な査定。
デファクトスタンダードHP 代表メッセージより
単に商品をお金に換金するためだけの質屋ではなく、
お客様の人生をより豊かに出来るサービスを提供することを第一に考え、
売る人も買う人も納得いただける新しいシステムを作り上げました。
査定に納得できずに質屋を回るくらいなら、時間効率は格段によいでしょう。
文字どおり業界のデファクトスタンダードになることを期待しています。
Table of Contents
デファクト・スタンダードとは?
デファクト(de facto)はラテン語で「事実上、実際には」を意味します。
市場における競争に打ち勝ち、広く採用された 「事実上の業界標準」 と言えます。
定められた「標準規格」って何?
デジュリ・スタンダードと言います。
de jureは同じくラテン語で「規定された」という意味です。
- IS(International Standard) – 国際標準化機構(ISO)が定める標準。
- ANSI Standard – 米国国家規格協会(ANSI)が定める標準。
- 日本工業規格(JIS) – 日本工業標準調査会の答申を受けて定められる標準
身近な例は?
Mac派の方もいらっしゃると思いますが、 Windowsが分かりやすい例と思います。
ソフトウェアや周辺機器は、Windowsに対応することを求められますし、
これらの充実が使用者をさらに増やす結果となります。
WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Officeも、デファクト・スタンダードと言えるでしょう。
互換性はあるものの、ほかのOffice softで作成したデータではいろいろと不具合がでますよね。
ちなみによく見かける「起動ボタン」ですが、
これは、デジュリ・スタンダードです。
IEC 60417という国際的な取り決めで規定されています。
他に、サイト運営に欠かせないCMSも「WordPress」がデファクト・スタンダードでしょう。
圧倒的シェアNo.1で、 2019年3月11日現在で、60.3%です。
結果的に、多くは「デファクト・スタンダード」を使おう、と力が働くわけです。
レンタルサーバーを供給する側も、「WordPress」が簡単に使えることを訴求するわけです。
「WordPress」はブログやホームページ制作のためのCMSです。誰でも簡単に記事を書くことができる上に、プラグインやテンプレートが非常に豊富で、さらにSEO的にも強いといわれているため、WordPressでサイトを制作する人が増えてきています。
レンタルサーバーヘテムルでは、この「WordPress」をとても簡単にインストールし、あっという間にサイトをつくることができます。専門的な知識は不要です。さらに、ヘテムルはマルチドメイン無制限のため、「WordPress」のサイトを複数運営することも可能。容量も200GB~と大容量なので、ファイルサイズを気にせずガンガン使えます。レンタルサーバーヘテムルでWordPressをはじめてみませんか?
WordPressが簡単・すぐにつくれるレンタルサーバー 《ヘテムル》
で、ソレって儲かるの?
デファクト・スタンダードを巡る競争は、新しい技術が開発されれば必ず生じます。
開発投資リターンを考えると、デファクト・スタンダードが取れるかどうかは死活問題です。
いかに早く、多くの企業を巻き込んで、開発した技術を広く使ってもらうかが大事です。
しかしながら、苦労して得たデファクト・スタンダードも難点があります。
結果として激しい価格競争の末、あまり儲からないことが多々あります。
ブルーレイだとかDVDが良き例でしょう。
儲かるための十分条件にはならないところが、ジレンマですね…
いずれにせよ、業界分析は大事です。