【NPV:正味現在価値とは?】経営戦略室の人がザックリ解説!

NPV:正味現在価値

【NPV:正味現在価値とは?】経営戦略室の人がザックリ解説!

そもそもアルファベット3文字の略称がとっつきにくいのに、正味現在価値…ショウミゲンザイカチ?Why Japanese peple!日本語でも意味わからないよ!って感じですよね。みなさん安心してください、私もその一人でした(笑)

今回は「コレだけ知っておけばOK!」というポイントに絞ってザックリ解説していきます。

こんな方に向けて書いています

・NPS:正味現在価値がどんな意味をもつかが理解できればいい方
・財務会計の初学者
・中小企業診断士を目指して勉強中の方

NPV:正味現在価値は“投資に対する『費用対効果』”を見積もる!

企業は事業を維持・拡大していくうえで『投資』は避けられません。ではどこに『投資』すべきか?という判断には百戦錬磨の経営者だって迷うんです。こんなときに役に立つのが“投資に対する『費用対効果』”を見積もるNPVなんです。

NPVは投資した事業の将来の稼ぎが今の価値でいくらになるかをみる「現在価値」から事業への「投資額」を差し引くことで求めます。なので「正味の現在価値」というんです。

もう少し詳しく「NPV:正味現在価値(しょうみげんざいかち)」について確認していきましょう。NPV(エヌ・ピー・ブイ)はネット・プレゼント・バリュー:Net Present Valueの略です。

耳馴染みのない「正味」は、「純粋な、まっさらな」に脳内変換しよう!

Net:ネットで想像しやすのはゴール“ネット”とか“ネット”ワークだとか、いわゆる「網」という意味ですよね。ネットには他にフランス語源の「きちんとした」という意味があるんです。小難しい言い方をしたのが「正味の」です。

 余分なものを取り除いた、物の本当の中身。「正味の少ない果物」
 風袋を除いた、商品だけの目方。「正味1キログラム」
 実質的な数量。「昼休みを除いて、正味8時間働いた」
 掛け値のない値段。また、仕入れの値段。正味値段。「正味で売る」
 表面に現れない、隠された本当のところ。
「―を言わねば事実談にならぬから」〈福沢・福翁自伝〉

コトバンク「正味」より( 出典 小学館 )
NPV:正味現在価値の計算式

正味現在価値:NPV = ( 現在価値:PV ) - ( 投資額 )

辞書を読み解くに「余分なものを取り除いた、物の本当の中身」が本質だとわかるので、私は「純粋な、まっさらな」に脳内変換して理解しています。

将来の稼ぎは「時間的な価値」を含むので「現在価値」に換算する!

Present Value:プレゼント・バリューはそのままですが「現在の価値」です。

事業になぜ「投資」するのでしょう?それは将来にわたって稼いでくれることに「価値」を感じるから「投資」をするんです。

稼いでくるのは当然のことながら“現金”です。 将来に稼ぐだろう“未来の現金”と“現在の現金”は同じでしょうか?答えは違うんです(笑)「時間的な価値」があると考えるんです!

ハイっ?いきなり何を言ってるんだ?という感じですが「時間的な価値」の身近な例としては銀行にお金を預けた時の『利息』です。

100万円を金利5%で預けたら、1年後には105万円になりますよね。では2年後、3年後、4年後、5年後はどうなるでしょう?

110.25万円、115.76万円、121.55万円、127.63万円となります。

ん?110万円、115万円、120万円、125万円じゃないの?と思われた方、単純に5万円ずつ増えていかないところがミソなんです。

将来価値とは?

例として2年後のことを想像してみてください。そう!105万円にたいして金利5%が係るんです。なので105万円×(1+金利5%)=110.25万円が正解です。

この考え方を「複利」といいます。

「複利」で得られた“現金”こそ「時間的な価値」です。5年後は127.63ー125=2.63万円も「時間的な価値」として雪だるま式に増えていくんです。

『利息』は「現在からみて将来の価値がどのくらい」を見ていますが、「将来の稼ぎから現在の価値はどのくらい」?これが「現在価値」です。

例として先ほどの真逆を考えてみましょう!2年後に110.25万円を稼ぎ出す事業があったとして「現在価値」に換算するために割引率を5%とすると、 110.25 万円÷(1+割引率5%)= 105 万円 となります。

現在価値
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現在価値はDCFの総和で求めてしまおう!

将来に稼ぐであろう“未来の現金”は「時間的な価値」を含んでいるので「ディスカウント(割引)」して「現在価値」に換算します!

この考え方ってナンだったか?っていうとDCF( ディスカウント・キャッシュ・フロー:Discount Cash Flow )法です。

DCF法とは?

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NPV:正味現在価値の計算式②

正味現在価値:NPV = ( n年後までのDCF総和 ) - ( 投資額 )

とある事業への投資に対する5年後までの費用対効果をNPVで求めるときを想像してください。現在価値に割り引かれたキャッシュフローであるDCFの総和から投資額を差し引くので下図のようになります。

投資する“現金”の総額より将来に稼ぐであろう“未来の現金”を“現在の現金”に換算して足し合わせた金額が上回っていますので、NPV:正味現在価値はプラスです。一般的にはNPVがプラスであれば「投資すべき」という判断になります。

NPV:正味現在価値の略式図

まとめ

DCF法とはナンだ?

・NPV:正味現在価値は“投資に対する『費用対効果』”を見積もる!
・NPV:正味現在価値 = ( 現在価値:PV ) - ( 投資額 )
・将来に稼ぐ現金はDCF法で現在価値に割り引いて求める!
・NPVがプラスであれば「投資すべき」と判断する!


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ABOUTこの記事をかいた人

2018年の夏、ひょんなことから営業マンから経営戦略室へ異動しました。 経営とは何ぞやという知識も実践経験も足りない… 学習したことをなるべく分かりやすく配信しつつ、経験値を稼ぐために アラサー親父、サイト運営に乗り出す!